贈り物をする際に、品物に「のし紙」を付けるのがマナーです。
これは「改まった気持ちで、お贈りします」という意思表示となります。
慶事用、弔辞用など、種類がさまざまあるので、贈る目的、品物によって使い分ける必要があります。
『のしの上』の書き方
- (1)お祝いの場合
- 「御祝」(祝事によって祝ご入学、祝御成人などとする場合もあります)
快気祝いまたはお見舞の御礼などの場合は、「快気内祝」または「お見舞御礼」と入れます。 - (2)婚礼お祝い用の場合
- 「結婚内祝」または「寿」を入れます。
- (3)出産お祝い用の場合
- 「出産内祝」または「内祝」と入れます。
※注意:結び切り「のし」は一度きりにしたいお祝い事に利用します。
『のしの下』の書き方
氏名を書きます。
会社などの肩書きを加える場合は、氏名の右側に小さな文字で入れます。
誕生祝の場合は子供の名前だけを入れ、ルビを振る時は名前の右側に小さな文字でいれます。
弔辞のお礼用 仏事仏事のお礼用
水引は「黄白」で「一度きりにしたい」という気持ちをこめ、結び切りの「のし」を用意します。
「のしの上」
- 香典返し場合、「志(宗教問わず)」「偲び草(キリスト教)}などを使い分けます。
- 「忌明け」「満中陰志」は仏式の香典返しや法要引出物の場合、「租供養」「供養志」は仏式の法要引出物の場合に使います。
人生の大先輩に対して、敬愛の念とますますの健康を祈る気持ちを込めて温かく祝ってあげたいものです。
長寿の祝いは中国伝来のもので『賀寿』とも呼びます。
六十歳の還暦から祝うのが一般的でしたが平均寿命」が延びた現在では祝い方が変わってきているようです。
六十歳位ではまだ働き盛りで現役で活躍している人も多いので、七十歳の古希から長寿としてお祝いするのが自然です。
| 還暦 | 六十歳 | 生まれた年の干支に還るという |
|---|---|---|
| 古希 | 七十歳 | 唐の詩人杜甫の『曲江二首」の一節『人生七十古来稀也」にちなむ |
| 喜寿 | 七十七歳 | 喜の草書体が七十七と読めることから |
| 傘寿 | 八十歳 | 傘の略字が八十と読めることから |
| 米寿 | 八十八歳 | 米という字を分解すると八十八になることから米寿は「よねの祝い」ともいい餅をついて知人に配るしきたきもある。 |
| 卆寿 | 九十歳 | 卒の略字が九十と読めることから |
| 白寿 | 九十九歳 | 百という字から一を とると白とになることから |
| 茶寿 | 百八歳 | 茶を分解すると二十と八十八で合わせて百八になることから |
| 皇寿 | 百十一歳 | 皇を白と王に分解すると白が九十九、王が十二で合わせて百十一になることから |
日頃お世話になっている方へ感謝の気持ちを込め、またご無沙汰している方へのあいさつも兼ねて交流を深める目的の贈りものがお中元・お歳暮の習慣です。
いつ、どんな相手に贈ればいいでしょうか? 儀礼的なお中元・お歳暮もありますが、最近は若い世代を中心に、欧米のように個人的なギフトとして定着しつつあるようです。 お中元・お歳暮がほかのギフトと違うところは、贈る時期が決まっていることです。
お中元ならば、六月下旬から七月十五日までに贈ります。ただし、旧盆の習慣のある関西などでは、一か月遅れの八月十五日までに贈ればいいでしょう。お歳暮は十二月に入ってから二十五日くらいまでに届くようにしたいものです。
大切なのは相手への思いやりですから、贈る相手の習慣に合わせて、臨機応変に対応するのが好ましいでしょう。
かけ紙はのしのついた紅白の蝶結びで、表書きは「御中元」「御歳暮」とします。
とくにお世話になった方には都合を聞いたうえで持参し、日頃のお礼を伝えたいものです。
しかし,最近ではギフト店などから配送してもらうのが主流。託送するときには、別便で送り状を出すことを忘れないようにしましょう。送り状にはあいさつのほかに、いつ、何を、どの店から贈ったのか、配送会社はどこかなど、できるだけ詳しく書き添えます。また、送り状は品物が到着する前に届くよう早めに出すことが大切です。
贈る先は日頃お世話になっている方々、例えば実家の親、親戚、仲人、恩師、主治医、先輩、お得意先、大家さん(管理人)などが考えられます。職場の上司などに贈る場合は、贈りもののやりとりを廃止しているところや慣習としてやらないところもありますので、職場の習慣に従うべきでしょう。また、職場内の贈答は、そこでの常識に合わせるように努めます。
しかし、これまでおつき合いしていただいた方々すべてに贈るとなると、年々その数は増してゆき、経済的な負担ばかりが増えてしまいます。感謝の気持ちを忘れて義理だけの贈りものになってしまうと、自分ばかりか相手の方にとっても負担になります。逆に、お世話になっているのに日頃はご無沙汰している人や礼を尽くさなければならない人に、年一〜二回のごあいさつですむのなら、かえって合理的な習慣かもしれません。
誰に贈るか決まりはありませんから、前年の例にならう前に、もう一度相手との関係を見直して、自分らしいおつき合いの方法を考えてみるといいでしょう。
品選びの基準は?
お中元・お歳暮は、日頃の感謝の気持ちを託すところに意味があるものです。
流行品やありきたりの品物を選ぶのではなく、相手の家族構成、年齢、趣味、嗜好などを考えて喜ばれそうな品を選びましょう。
たとえば、小人数のお宅には量より質の高いものを、田舎のないお宅には故郷のギフトを、子供のいるお宅には家族揃って楽しめるものをといったような配慮をしてみてはいかがでしょう。
仲人や主治医などの目上で贈りものが多いと思われる人へは、三千円の予算ならウィスキーより日本酒を選ぶなど、同じ予算でも品物の質が高くなるものを贈るのが喜ばれるコツです。
また、目上の人に対して現金やそれに類するギフト券、商品券を贈ることは原則的にタブーとされているので気をつけましょう。
一般的には、食料品や日常的に利用できる実用品がお中元・お歳暮の主流です。
ただし、人気商品は逆に重なりやすいということでもあるので、その点を考慮するのが季節の贈りもの選びの基本でしょう。
定番の品を贈りたくないという場合には、産地直送品、生鮮食品などがおすすめです。
逆に、毎年同じものを贈って季節を伝えるのも印象強く、「またあの方からあの品が届く季節」と覚えてもらえば効果的です。保存のきかない食品やフルーツ、魚介類などは、一般的には迷惑な贈りものと言われていますが、都会の人には案外うれしい贈りもの。ナマモノを贈るときには遠慮せず事前に電話をして都合を確かめるようにしましょう。
相手が困るようであれば、別のものに替えることもできます。
お正月用の生鮮食品などを贈る場合は、年末ぎりぎりに届くように手配します。めずらしい食品を贈る場合は、食べごろや調理法を送り状に書き添えておくと親切です。
相手方が好きなものを選べるシャディのアズユーライクも現代的な贈りものとして注目されています。
贈りものの習慣も、こうして現代風にアレンジしていけば,マナーをわきまえた素敵な心の懸け橋になるに違いありません。
金額は三千円〜五千円くらいが一般的ですが、とくに決まりはありません。
肝心なのは感謝の気持ち。張り合う必要はありません。おつき合いの度合いや相手との関係に応じて、分相応に考えればいいでしょう。例えば三十代なら無理のない三千円くらいの予算で考え、むしろ品選びに心を込めて相手の方に喜んでいただきたいものです。















